アキアジロッドの選び方|長さ・硬さ・ルアー負荷はここで決まる

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9月に入って、道南もいよいよアキアジのシーズンに入ってきました。

この時期になると「アキアジ釣りを始めたいけど、竿は何を買えばいいの?」という質問をよくいただきます。正直、釣具屋さんに行くと竿がズラッと並んでいて、初めてだとどれを選べばいいのか本当に分からないですよね(^O^)

でも実は、アキアジロッドの選び方は「長さ」「硬さ」「ルアー負荷」の3つだけ押さえれば、大きく外すことはありません。この記事ではその3点を順番に整理していきます。

スピニングリールを装着したロッドのイメージ写真

アキアジロッドに求められる3つの条件

アキアジ釣りで一番メジャーなのが「ウキルアー」という釣り方です。ウキ、タコベイト、フック、スプーンを組み合わせた仕掛けを、遠投して流していきます。

この釣り方をするうえで、ロッドには次の3つが求められます。

  • 仕掛け全体をしっかり遠投できること(ウキ+スプーンで50g前後になる)
  • 大型のサケの引きに耐えられるパワーがあること
  • 長時間振り続けても疲れにくいこと(朝マヅメは何時間も投げ続けます)

この3つを満たす条件が、次に説明する「長さ」「硬さ」「ルアー負荷」というわけです。

長さは10〜12フィートが基準

アキアジロッドの長さは、10フィート〜12フィート(約3.0m〜3.6m)が一般的な基準になります。

長さによる違いをざっくり整理すると、こんなイメージです。

長さ 向いている場面 特徴
10ft前後 堤防・足場の高い場所 取り回しが良く疲れにくい。混雑時も振りやすい
11ft前後 オールラウンド 迷ったらこの辺り。飛距離と扱いやすさのバランスが良い
12ft前後 サーフ・遠投したい場面 飛距離は出るが、その分重くて体力を使う

最初の1本なら、11フィート前後を選んでおくのが無難だと思います。道南だと堤防もサーフも両方行くことになるので、どっちつかずにならない長さが結局いちばん使いやすいんですよね。

10ft前後10ft堤防・足場の高い場所向き11ft前後11ftオールラウンド(迷ったらここ)12ft前後12ftサーフ・遠投向き

実際に売られている専用ロッドの例を挙げると、パームス「レラカムイ」RKSS-106H+は北海道のアキアジ釣りのために作られた代表的なシリーズです。ルアー負荷の基準がそのまま製品名にも表れているので、最初の1本を探すときの相場観として覚えておくと便利です。

道南で定番のシリーズ

「専用ロッド」と「流用ロッド」の値段の差が、どのくらいなのか。まずはここを見てから判断しても遅くありません。

パームス レラカムイ RKSS-106H+

北海道のアキアジ釣りのために設計された専用シリーズ。10ft6in・H+パワー

パームス(Palms) レラカムイ RKSS-106H+

36,489前後

※価格・評価は2026-09-04時点で楽天市場から取得した実データです。最新の価格はリンク先でご確認ください。

価格・在庫は日々変動します。アキアジシーズン中は品薄になりやすいので、気になったら早めに確認しておくと安心です。

硬さ(パワー)はMH以上を選ぶ

ロッドの硬さは、MH(ミディアムヘビー)以上を選んでおくと安心です。

アキアジは大きいと70cm、80cmクラスになります。しかもあの魚、掛かった瞬間に走るので、柔らかい竿だと主導権を取られてしまいます。ウキルアーの仕掛け自体も重いので、Mクラスだと投げるだけで竿が負けてしまうことも。

表記はメーカーによって「MH」「H」「サーモン」など様々ですが、迷ったら後述するルアー負荷の数字を見るのが確実です。硬さの表記よりも、そっちの方が当てになります。

ルアー負荷は「45gのスプーン」を基準に考える

ここが一番大事なポイントです。

アキアジのウキルアーでは、45g前後のスプーンを使うのが定番になっています。ここにウキやタコベイトの重さも加わるので、仕掛け全体では50gを超えることも珍しくありません。

ということは、ロッドに書いてある「ルアー負荷」や「Lure Wt.」の表示が、

最大50g以上(できれば60gまで対応)

となっているものを選ぶ必要があります。ここを下回るロッドを買ってしまうと、フルキャストしたときに最悪ロッドが折れます。実際、これで竿を折ってしまう人は毎年いるので、ここだけは妥協しないでください。

逆に言えば、「11ft前後・ルアー負荷MAX50g以上」さえ満たしていれば、あとはお財布と相談で問題ないと思います。

磯竿や投げ竿で代用できる?

「家に磯竿があるんだけど、それでいける?」というのもよく聞かれます。

結論から言うと、ウキフカセ(エサ釣り)ならある程度代用できますが、ウキルアーには厳しいです。

磯竿は号数(3号、4号、5号…)で表記されますが、ウキルアーの重い仕掛けを振り切るパワーが足りないことが多いんです。投げ竿は逆にパワーはありますが、長くて重く、ルアーを操作する釣りには向いていません。

とはいえ「まずは今年1年試してみたい」という段階なら、手持ちの竿で行ってみるのもアリだと思います。1回行ってみて続けたくなったら、専用ロッドを買う。その順番でも全然遅くないです(^O^)

予算はどのくらい見ておけばいい?

アキアジロッドの価格帯は、ざっくりこんな感じです。

  • エントリークラス:とりあえず始めるならここから。年に数回なら十分
  • ミドルクラス:軽さと感度が上がり、一日振っても疲れにくくなる
  • ハイクラス:シーズン中に何十回も通う人向け

個人的には、最初はエントリー〜ミドルクラスで十分だと思っています。アキアジ釣りは場所取りで朝3時起きとか普通にあるので(笑)、まず自分が続けられるかを確かめてからでいいんじゃないでしょうか。

まず1本目に

「続くかどうか分からないうちに高い竿は買えない」——その気持ちで選ぶなら、この価格帯に何があるかだけ知っておくと選択肢が変わります。

アキアジロッド エントリーモデル

ルアー負荷50g以上・11ft前後で絞り込むのがコツ

価格・在庫は日々変動します。アキアジシーズン中は品薄になりやすいので、気になったら早めに確認しておくと安心です。

リールとラインも合わせて考えよう

ロッドが決まったら、次はリールとラインです。アキアジ釣りでは4000番クラスのスピニングリールに、PE2号前後+フロロリーダー25〜30lbという組み合わせが標準的です。

それぞれリールの選び方ラインの選び方で詳しく書いているので、あわせて読んでみてください。

釣りに行く前に、ルールの確認だけは必ず

最後にひとつだけ、道具より大事な話です。

北海道では河川など内水面でのサケ・マスの採捕は全面的に禁止されています。これは水産資源保護法によるもので、違反すると1年以下の懲役または50万円以下の罰金という重い罰則があります。

また、海であっても河口付近には「河口規制」があり、指定された区域・期間は釣りができません。規制の内容は毎年更新されるので、釣行前に必ず北海道の公式ページで最新の情報を確認してください。

まとめ

アキアジロッド選びのポイントを、もう一度まとめておきます。

  • 長さ:迷ったら11フィート前後
  • 硬さ:MH以上
  • ルアー負荷:最大50g以上(ここが最重要)
  • リール:4000番クラス
  • ライン:PE2号前後+フロロリーダー25〜30lb

この条件で選べば、まず失敗はしないはずです。今シーズン、いい一本に出会えますように!

よくある質問

Q. アキアジロッドは何フィートを買えばいいですか?

A. 迷ったら11フィート前後です。道南のように堤防とサーフの両方に行く場合、10ftでは飛距離が足りず、12ftでは重くて疲れます。11ft前後が最もつぶしが効きます。

Q. シーバスロッドやショアジギングロッドで代用できますか?

A. ルアー負荷が最大50g以上あれば代用できます。シーバスロッドならMH以上、ショアジギングロッドならM以上が目安です。表記のパワーより「ルアー負荷の数字」を優先して確認してください。

Q. 安いロッドだと折れますか?

A. 価格よりも「ルアー負荷の表示を超えて使っていないか」が重要です。45gのスプーンにウキとタコベイトが加わると50gを超えるため、ルアー負荷MAX50g未満のロッドでフルキャストすると折れるリスクが高くなります。

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