シマノ FS-060Q を買いました|ラジアルスパイクはピン8本の「堤防用」。磯・船との履き分けも整理

シマノ FS-060Q を買いました

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秋の港で、濡れたスロープに足を乗せた瞬間にズルッといって、ヒヤッとしたことはありませんか。僕は何度かあります(^O^)。長靴のゴム底は、乾いたコンクリートなら平気なのに、水をかぶった場所やコケの乗った岸壁になると、別の履き物のように滑ります。

それと、磯です。スニーカーで磯に下りると、濡れた岩で滑るだけでなく、ゴツゴツした岩を踏み続けて足の裏が痛くなります。半日も立っていると、釣りより足のほうが気になってくる。あれが嫌でした。

そこで買ったのが、シマノのドライシールド・ラジアルスパイクシューズ(ハイカットタイプ)FS-060Qです。もともとは磯用として買った靴ですが、今は漁港でもサーフでも履いています。箱と下げ札から分かったことに、実際に履いた感想を足して書きます。

この記事は自分で買って、実際に漁港と磯で履いている靴について書いています。仕様・サイズ・値段は箱と下げ札、それと公開されている情報で確かめた数字です。使用感は僕が履いて感じたことで、滑る・滑らないはその日の波しぶきや岩の状態でも変わります。そのまま誰にでも当てはまるとは思わずに読んでください。

先に結論|堤防は「ラジアルスパイク」、磯は「フェルトスパイク」、船は「ラジアル」

釣り用の靴は、見た目よりも底(ソール)の種類で決まります。同じメーカーの同じシリーズでも、底が違えば向いている場所がまるで変わります。まず全体を並べておきます。

底の種類 中身 向いている場所 苦手な場所
ラジアル 溝を切ったゴム底。ピンなし 船の上、きれいな堤防、行き帰りの車 コケ・海藻の乗った岩
スパイク ゴム底に金属ピン テトラ、ゴロタ、硬い岩 船の甲板(床を傷める)
フェルト 底がフェルト(毛氈) 川、ヌルヌルの岩 乾いたコンクリート、砂地
フェルトスパイク フェルト+ピン 磯、テトラ 水を吸うので重い・乾きにくい
ラジアルスパイク ゴム底+ピン 堤防(波止)、港、地磯 船の甲板、ツルツルの一枚岩

僕が通うのは函館近郊や噴火湾の堤防と港、サーフ(砂浜)、それに日本海側の地磯です。この使い方だと、フェルトは乾いたコンクリートで逆に滑って扱いにくく、ゴム底だけでは濡れた斜面で心もとない。間を取ったのがラジアルスパイク、というわけです。

表では磯を「フェルトスパイク」にしていますが、これはヌルや海藻がびっしり乗った磯の話です。道南でよく下りるようなゴツゴツした硬い岩の磯なら、僕はこのラジアルスパイクで困っていません。ピンが岩に食い込むので、むしろスニーカーとは別世界です。

FS-060Q

今回買ったのがこれです

シマノ ドライシールド・ラジアルスパイクシューズ FS-060Q

ハイカット/ラジアルスパイク/24.0〜28.0cm

価格・在庫は日々変動します。アキアジシーズン中は品薄になりやすいので、気になったら早めに確認しておくと安心です。

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履いてみてどうだったか|漁港でも磯でも滑らない。気になるのは「カチカチ音」

買ってから何度か釣りに持ち出したので、ここからは実際に履いた感想です。

いちばん大きいのは、やはり滑らないことでした。僕は漁港と磯のどちらでもこの靴を履いていますが、磯の上でもテトラの上でも足が流れません。濡れたスロープでヒヤッとしていた頃と比べると、足元に気を取られる回数が目に見えて減りました。ラジアルスパイクという底を選んだ理由が、そのまま返ってきた感じです。

磯では、滑らないことと同じくらい底の厚さがありがたいです。スニーカーだと岩の角がそのまま足の裏に来て、半日歩くと痛くなりますが、この靴は底が厚いので足の裏が痛くなりません。靴選びというと滑る・滑らないの話ばかりになりますが、磯に下りる人は「足の裏が痛くならないか」も見たほうがいいと思います。

冬も頼りになりました。雪の日や、凍った足元でもスパイクが効いて滑りにくいです。道南の冬は堤防も駐車場もツルツルになる日がありますが、ピンが刺さる靴かどうかで安心感がまるで違います。もちろん「氷の上で絶対に転ばない」という話ではありません。それでも、ゴム底だけの長靴で冬の岸壁に立っていた頃とは別物でした。

そして砂浜(サーフ)です。砂に足を取られて深く埋まる感じがそこまでなく、歩きやすかったです。道南のサーフはアキアジもサクラマスも歩いて探す釣りなので、歩きやすさはそのまま釣りの時間に変わります。今のところ、この靴がいちばん活躍しているのはサーフかもしれません(^O^)

次に、履きやすさと歩きやすさ。ハイカットなので脱ぎ履きには時間がかかりますが、履いてしまえば足首が決まって、ゴロタや段差でも歩きやすいです。長靴のように中で足が泳がないので、少し距離を歩く釣り場でも疲れにくいと感じます。

正直に、気になる点も書いておきます。硬い場所でのカチカチ音です。ピンが何本も入っているので、アスファルトやお店の床を歩くと金属の音が鳴ります。行き帰りにコンビニへ寄るときは、ちょっと気になりました(^O^) 音の問題だけでなく、硬い場所を歩くほどピンは減るので、どちらにしても長くは歩かないほうが良さそうです。

意外だったのが、普段履きでもそのままいけること。見た目が釣り靴っぽくないので、色もデザインも気に入って、僕は釣り以外でも結構履いています。ディープブルーブラックは黒いスニーカーの代わりという感覚で、どこに履いていっても浮きません。

ラジアルスパイクは「ゴム底にピンを埋めた底」

言葉だけだと分かりにくいので、底の写真を載せます。

FS-060Qのラジアルスパイクソール。格子状のゴム底に金属ピンが埋め込まれている
FS-060Qのソール。格子状のゴム底に、つま先側4本・かかと側4本のピンが埋まっている

ゴムの面は碁盤の目のような格子で、そのブロックのうち何か所かに、頭の平たいピンがねじ込まれています。数えると片足で8本(つま先側に4本、かかと側に4本)。中央は空けてあって、代わりに横向きの太い溝が波のように入っています。下げ札にある「自然な動きができることを追求した柔軟な屈曲ソール」というのは、この溝のことですね。

ピンだけの靴(フルスパイク)は、硬い岩やテトラでは強いかわりに、乾いたコンクリートの上だと点で立つので、かえって足が滑ります。ゴム底だけの靴は面で踏めるぶん安定しますが、コケや海藻が乗った斜面には弱い。ラジアルスパイクは、面で踏みつつピンで引っかける、という足し算の底です。

シマノ FS-060Q を開けてみる

シマノFS-060Qディープブルーブラックのハイカットシューズ一足。赤いひもとかかとタブ
シマノ FS-060Q ディープブルーブラック。ハイカットで、ひもとかかとのタブが赤

色はディープブルーブラック。紺に近い本体に、赤いひもと赤いかかとタブが差し色で入っています。つま先はぐるりとラバーで覆われていて、テトラの角にぶつけても削れにくそうな作りです。足首まで立ち上がったハイカットで、履き口の内側はフリースのような起毛。中敷きにも SHIMANO のロゴが入っていました。

FS-060Qの箱のラベル。品番・色・サイズ展開・RADIAL SPIKE・DRYSHIELDの表記
箱のラベル。品番 FS-060Q、ディープブルーブラック、RADIAL SPIKE と DRYSHIELD の表記

箱のラベルには品番とサイズ表が印刷されています。読み取れた内容をそのまま表にします。

項目 箱・下げ札の表記
品名 ドライシールド・ラジアルスパイクシューズ(ハイカットタイプ)
品番 FS-060Q
色 ディープブルーブラック(ほかにキャメルブラック)
サイズ展開 24.0/25.0/25.5/26.0/26.5/27.0/27.5/28.0cm
ソール RADIAL SPIKE(ラジアルスパイク)
アッパー DRYSHIELD(ドライシールド)=透湿防水
生産 MADE IN CHINA

サイズ表の下の行が「足サイズ目安(cm)」になっているのが親切なところで、靴のサイズではなく足の実寸で選ぶ設計になっています。

FS-060Qの下げ札。防波堤に適したラジアルスパイクソールと書かれている
下げ札。「防波堤に適したラジアルスパイクソール」とある

下げ札にはシマノ自身の言葉で、こう書いてありました。

  • 防波堤に適したラジアルスパイクソール
  • ドライシールドブーティを採用した透湿防水アッパー
  • FS-060Q ラジアルスパイク:グリップ力を高めるスパイクピンを埋め込み、波止や地磯に適したソール
  • 自然な動きができることを追求した柔軟な屈曲ソール

メーカーが名指しで「防波堤」「波止や地磯」と書いているので、堤防用と考えて間違いなさそうです。磯の一枚岩やヌルヌルの岩場が主戦場なら、同じシマノでもフェルト系のほうが素直です。

兄弟の FS-061Q「デッキラジアル」との違い|船に乗るならこっち

おもしろいのは、下げ札に兄弟モデルが並べて書いてあることです。FS-061Q は「デッキラジアル」で、耐滑性ラバーを使い、濡れた船上でもグリップを発揮するフラット形状のソールと説明されています。つまり同じ外観でも、

  • FS-060Q(ラジアルスパイク)=防波堤・波止・地磯
  • FS-061Q(デッキラジアル)=船の上、濡れたデッキ

という住み分けです。遊漁船ではピンの付いた靴を断られることがあります(甲板を傷めるため)。船に乗る予定があるなら、同じ値段を出すならこちらか、フラットなデッキシューズを選んでください。ここを間違えると、船着き場で乗船を断られて丸一日が消えます。

FS-340Y

船に乗ることが多いなら

シマノ ボートゲーム ハイカット ドライデッキシューズ FS-340Y

ハイカット/フラットソール/船向き

シマノ(SHIMANO) FS-340Y ボートゲーム ハイカット ドライデッキシューズ 全10サイズ

19,635円前後

★★★★★ 5.0 / 楽天の口コミ 2件

※価格・評価は2026-10-23時点で楽天市場から取得した実データです。最新の価格はリンク先でご確認ください。

価格・在庫は日々変動します。アキアジシーズン中は品薄になりやすいので、気になったら早めに確認しておくと安心です。

値段|表示が店によって分かれます

価格は調べた日(2026年10月23日)の表示です。税込・税抜が混ざるので、そのまま書きます。

どこの表示か 金額
仕様表に載っている本体価格 12,400円(税抜)
販売店が出している希望小売価格 13,500円(税抜)/14,850円(税込)
通販の実売 おおむね9,000〜11,200円(税込)

希望小売価格の表示が店によって分かれていて、どちらが現行かは確認できませんでした。数字を一つに決めつけずに、買うお店の表示を見てください。実売のほうは、サイズと色の残りで値段が変わります。売れ筋の26.0〜27.0cmほど高く、端のサイズがクリアランスで安い、という並び方でした。

サイズは何センチを選ぶ?

僕は普段26.0〜26.5cmの靴を履いていて、冬に厚手の靴下を履く前提で26.5cmにしました。箱の表が「足サイズ目安」である以上、足の実寸に合わせるのが本筋ですが、釣り用の靴は分厚い靴下とセットで履くものなので、普段の靴ぴったりだと冬につま先が窮屈になりがちです。

ハイカットは、足首をひねりにくい・テトラの隙間に落ちても足首を守ってくれるという利点がある反面、脱ぎ履きに時間がかかります。車で何か所も回って、そのたびに脱ぎ履きする釣り方ならローカットのほうが楽です。僕は1か所に腰を据えるほうなので、ハイカットにしました。

道南では、どこで履く靴か

僕が実際にこの靴で立っているのは、こういう場所です。

  • 港の船揚場・スロープ…常に濡れていて、薄い藻が張りつく。いちばんヒヤッとする場所
  • 堤防の上やヘリ…波をかぶった後のコンクリート
  • 日本海側の地磯…下げ札に「地磯」と名指しがある。底が厚いので、ゴツゴツした岩を歩いても足の裏が痛くなりません
  • テトラ…僕はこの靴でテトラの上も歩いていますが、滑って怖い思いはしていません。ただしヌルの乗った一枚岩はフェルトの土俵なので、磯の中でも場所は選びます
  • サーフ(砂浜)…砂に深く埋まらず歩きやすい。アキアジ・サクラマスで歩いて探す日にいちばん効きました
  • 冬の凍った堤防・駐車場…ピンが刺さるので、長靴のゴム底より段違いに安心です

逆に、遊漁船の甲板は避けてください。それと、長い堤防を往復するような歩きが続くと、ピンもゴムもそのぶん減ります。

買う前に知っておきたい3つ

  1. ピンは消耗品です。アスファルトや駐車場を歩くほど減ります。釣り場の近くまで別の靴で行って履き替えるのが、長持ちさせるこつです
  2. 濡れた一枚岩には勝てません。金属ピンは硬い岩に食い込んで効く仕組みで、ヌルの乗ったツルツルの岩はフェルトの土俵です
  3. 防水=水に入っていい、ではありません。ドライシールドは「中に水が入らず、蒸れは逃がす」ための造りです。履き口より深く入れば普通に入ります

よくある質問

Q. ラジアルソールとラジアルスパイクは別物ですか?

A. 別物です。ラジアルは溝を切ったゴム底だけ、ラジアルスパイクはそのゴム底に金属ピンを埋めたものです。FS-060Qは後者で、片足8本のピンが付いています。

Q. FS-060Qで船に乗れますか?

A. おすすめしません。ピンが甲板を傷めるため、遊漁船ではスパイク系の靴を断られることがあります。船用には兄弟モデルのFS-061Q(デッキラジアル)やフラットなデッキシューズが用意されています。

Q. テトラに乗るならこの靴でいいですか?

A. 乗れますが、テトラや磯中心ならフェルトスパイクのほうが安心です。FS-060Qはメーカー自身が「防波堤に適した」と書いている、堤防寄りの靴です。

Q. サイズは普段の靴と同じでいいですか?

A. 箱の表は「足サイズ目安(cm)」なので足の実寸で選ぶのが基本です。ただし厚手の靴下を履く冬を考えて、僕は普段より気持ち大きめの26.5cmにしました。

Q. ピンがすり減ったら交換できますか?

A. FS-060Qのピンは埋め込みで、ユーザーが自分で交換する造りにはなっていません。減ったら底ごとの寿命と考え、アスファルトを歩かないことで寿命を延ばすのが現実的です。

Q. スパイクシューズは普段履きできますか?

A. 歩けます。僕は色とデザインが気に入って釣り以外でも履いています。ただしアスファルトやお店の床ではピンがカチカチ鳴りますし、硬い場所を歩くほどピンは減ります。長持ちさせたいなら、釣り場用と割り切るのが安全です。

Q. 磯にスニーカーで行ってはだめですか?

A. おすすめしません。濡れた岩で滑るのに加えて、底が薄いぶん岩の角が足の裏に当たって痛くなります。僕がこの靴を買ったのも、そこが理由です。スパイクで滑りにくく、底が厚いので足の裏も痛くなりません。

Q. 雪や凍った地面でも履けますか?

A. 僕は冬も履いています。雪の日や凍った足元でも、ピンが刺さるぶんゴム底だけの長靴よりはるかに滑りにくいです。ただし絶対に転ばない靴はありません。磨かれたような氷や、ヌルの乗った一枚岩は別の話と考えてください。

Q. 砂浜(サーフ)でも履けますか?

A. 履けます。僕の場合、いちばん活躍しているのがサーフです。砂に深く埋まる感じがなく歩きやすいので、歩いて探す釣りと相性がいいです。帰りに砂を落として、ピンの間に小石が挟まっていないか見ておくと長持ちします。

まとめ

シマノ FS-060Q は、ゴム底に片足8本のピンを埋めた「堤防用」のハイカットシューズでした。アッパーは透湿防水のドライシールド、サイズは24.0〜28.0cm、色はディープブルーブラックとキャメルブラックの2色。メーカーが下げ札で「防波堤」「波止や地磯」と名指ししているとおり、港と堤防が中心の人に向いた靴です。

磯のヌルヌルが相手ならフェルトスパイク、船に乗るならFS-061Qのようなフラット底。底で選ぶという一点さえ外さなければ、靴選びで大きく失敗することはありません。僕はもともと磯用に買って、今は漁港でも冬の凍った足元でもサーフでも履いています。いちばんありがたいのは、滑らないことと、磯でも足の裏が痛くならないこと。つまり「足元を気にしないで釣りに集中できること」でした。

参考にした資料

品番・色・サイズ展開・ソール名は、手元の箱と下げ札の表記です(2026年10月23日)。価格は同日に確認した各ショップの表示で、在庫やサイズで変わります。

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