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北海道の漁港で、春や秋に堤防にずらっと人が並んで小さな銀色の魚を釣っている光景を見たことがある人は多いと思います。あれがチカです。いざ自分もやってみようと釣具屋に行くと、「チカ用サビキ」「スピード仕掛け」「ハリ3号」「5号」と、似たような袋がたくさん並んでいて迷います。
結論から書くと、チカの仕掛けは「サビキ」か「スピード仕掛け」のどちらかを選び、ハリは3〜5号が目安です。竿は足元をねらうなら2〜3mくらいで足ります。この記事では、2つの仕掛けの違いと、号数・竿の長さの決め方、そろえたときの値段をまとめました。
- 寄せエサ(アミ)を撒くならサビキ、撒かずに釣るならスピード仕掛け
- チカ用の仕掛けはハリ3〜5号・ハリス0.6〜1号くらいが多い。1袋300〜400円台
- 竿は、浅い場所ならノベザオ、深い場所ならスピニングリールと磯ザオ
- 長さは足元なら2〜3m、少し沖へ投げるなら3m以上
- 竿・リール・仕掛けがそろった入門セットなら4,000円くらいから始められる
※ この記事は、僕がここに出てくる仕掛けや竿をすべて使いくらべて書いたものではありません。特徴はメーカーの説明(楽天市場の商品ページ)と、釣りの図鑑・解説ページからまとめています。値段は2026年10月14日に楽天市場で見たときの価格(税込)です。
チカはどんな魚?ワカサギとの見分け方
チカは北海道の沿岸と、陸奥湾、三陸海岸にいる魚です。大きくなっても18cmくらいで、見た目はワカサギにそっくりです(本田技研工業の釣魚図鑑)。
見分けるのは難しいのですが、図鑑では、体の横に並ぶウロコの数で分けています。チカは62〜68枚、ワカサギは60枚以下です。湖や川にいるのがワカサギ、海の漁港で釣れるのがチカ、と覚えておくと、釣り場ではまず迷いません。
| 項目 | チカ |
|---|---|
| いる場所 | 北海道沿岸・陸奥湾・三陸海岸 |
| 大きさ | 最大で18cmくらい |
| 釣れる時期 | 岸に寄る3〜11月。いちばん釣れるのは産卵期の4月 |
| 釣り方 | サビキ釣り・スピード仕掛け・大型は1本バリのウキ釣りやミャク釣り |
| 出典:本田技研工業「釣魚図鑑 チカ」 | |
冬の氷の上で釣るワカサギとは道具がまったく違います。ワカサギの竿の話はワカサギの穂先の選び方に分けて書いています。
サビキとスピード仕掛け、どちらを選ぶ?
チカの仕掛けは、大きく分けて2つです。違いは寄せエサを撒くかどうかです。
| 仕掛け | エサのつけ方 | 向いている人 |
|---|---|---|
| サビキ | ハリにはエサをつけない。アミを寄せエサとして撒いて魚を寄せる | 家族で並んで釣る人、魚が多い時期にたくさん釣りたい人 |
| スピード仕掛け | アミをハリにこすりつける。寄せエサを撒かなくても釣れる | 寄せエサの準備や片づけを減らしたい人 |
| 1本バリ(ウキ・ミャク) | ハリ1本にエサをつける | 大きいチカだけをねらいたい人 |
| 出典:本田技研工業「釣魚図鑑 チカ」 | ||
図鑑には「寄せエサを撒いて魚を寄せるサビキ釣りが一般的だが、アミをハリにこすりつけるスピード仕掛けは寄せエサを撒かなくても釣れる」と書かれています。初めての人は、まずサビキで始めるのが無難です。周りの人もサビキで釣っていることが多く、魚の群れが寄ってきやすいからです。
サビキを選ぶなら:チカ用のハリが入ったもの
サビキはアジやイワシ用のものも売っていますが、袋に「チカ」と書いてあるものを選ぶと迷いません。がまかつのチカ・金袖サビキは、白いチカ鈎と金色の金袖鈎を組み合わせた6本鈎で、全長は1.89mです。
チカ・金袖
チカ専用のサビキから始めるなら
がまかつ チカ・金袖サビキ 6本鈎 S-504
チカ鈎(白)+金袖・6本鈎・全長1.89m
価格・在庫は日々変動します。アキアジシーズン中は品薄になりやすいので、気になったら早めに確認しておくと安心です。
スピード仕掛けを選ぶなら:エサつけの道具とセットで
スピード仕掛けは、ハリにアミをこすりつけて使います。ハヤブサの速技スピード チカは、ハリ3号・ハリス0.6号の8本鈎で、サビキより細めの作りです。
スピード
寄せエサを撒かずに釣るなら
ハヤブサ 速技スピード チカ HS506
ハリ3号・ハリス0.6号・8本鈎
価格・在庫は日々変動します。アキアジシーズン中は品薄になりやすいので、気になったら早めに確認しておくと安心です。
スピード仕掛けには、アミを入れて仕掛けを通すためのエサつけ器があると楽です。第一精工のスピード餌つけ器Wは受皿付きで、楽天では858円でした。
エサつけ器
スピード仕掛けといっしょに
第一精工 スピード餌つけ器W 受皿付
受皿付き
価格・在庫は日々変動します。アキアジシーズン中は品薄になりやすいので、気になったら早めに確認しておくと安心です。
号数の目安|ハリは3〜5号、ハリスは0.6〜1号
楽天で売られているチカ用の仕掛けの表記を並べると、次のようになりました。
| 仕掛け | ハリ | ハリス | 幹糸 | 本数 | 値段(税込) |
|---|---|---|---|---|---|
| ハヤブサ 速技スピード チカ HS506 | 3号 | 0.6号 | 0.8号 | 8本 | 337円 |
| ヤマイ ステキ針 スピードチカ | 4号 | — | — | 8本 | 405円 |
| がまかつ チカ・金袖サビキ S-504 | 5号 | 0.8号 | 1.5号 | 6本 | 275〜334円 |
| ハヤブサ チカ専科 蛍光ピンクスキン HS511 | 5号 | 1.0号 | 1.5号 | 7本 | 426円 |
| 2026年10月14日 楽天市場の商品ページの表記。ヤマイはチカオモリ付き | |||||
表を見ると、スピード仕掛けは3〜4号の細め、サビキは5号前後という作りが多いです。同じ商品でもハリの大きさ違いが売られていることが多いので、迷ったら次のように考えると選びやすいです。
- 小さいチカが多い時期・食いが悪いとき:小さめのハリ(3〜4号)と細いハリス
- 大きめのチカが混じるとき:5号以上とハリス1号前後
仕掛けは根がかりや絡みで使えなくなることがあるので、同じものを2〜3袋持っていくと安心です。1袋300〜400円台なので、3袋でも1,000円ちょっとです。
竿の選び方|長さは「どこをねらうか」で決める
図鑑では「浅い場所ではノベザオを、深い場所ではスピニングリールと磯ザオを用いる」とされています。竿の長さの目安は、解説ページによって少しずつ書き方が違うので、並べてみました。
| 出典 | 書かれている目安 |
|---|---|
| 本田技研工業 釣魚図鑑 | 浅い場所はノベザオ、深い場所はスピニングリール+磯ザオ |
| TACKLE NOTE | 1.5〜5mほど。岸からどれだけ離せるかで選ぶ。号数の記載があれば1.5〜3号、なければグラス素材 |
| TSURI HACK | 3mが基準。足元なら2〜3m、投げサビキなら3〜5.3m。小さな子供には1.6mや1.8m |
まとめると、堤防の足元に落とすだけなら2〜3m、少し沖に投げたい・足場が高いなら3m以上の磯竿です。チカはアタリが小さい魚なので、硬すぎる竿より、1.5〜3号くらいのやわらかめの竿のほうが合っています。
| 竿の種類 | 楽天での値段(税込)の例 |
|---|---|
| ガラス素材の振出竿 3m(SANLIKE) | 4,408円〜 |
| 延べ竿 3.6m(アルファタックル つりパス36) | 4,980円 |
| 磯竿 2号 4.5m(大阪漁具 ブロード磯) | 4,920円 |
| 磯竿 1.5号 3.6m(宇崎日新) | 10,164〜11,781円 |
| サビキ釣り入門セット(竿2.7m・リール・仕掛けなど) | 3,980円 |
| 2026年10月14日 楽天市場で見た値段 | |
竿とリールをまだ持っていない人は、単品で買うより入門セットのほうが安く済みます。マルニシのサビキ釣り入門セットは2.7mの竿・リール・仕掛けなどが入って3,980円で、楽天のレビューは★4.34(106件)でした。
入門セット
竿もリールも持っていないなら
マルニシ サビキ釣り入門セット 270
竿2.7m・リール・仕掛けなどのセット
価格・在庫は日々変動します。アキアジシーズン中は品薄になりやすいので、気になったら早めに確認しておくと安心です。
すでにカレイやホッケ用の投げ竿を持っている人は、それにサビキをつけても釣れます。ただ、投げ竿は穂先が硬いので、小さいチカのアタリはわかりにくくなります。
寄せエサとそのほかに必要なもの
サビキで釣るなら、寄せエサのアミが要ります。冷凍のアミブロックを解かして使うのが一般的ですが、解かす手間のない常温のものもあります。マルキューのアミ姫は、キャップを開けて絞り出して使う常温のパックで(商品ページの説明)、楽天では600gが928円、レビューは★4.83(6件)でした。
- 寄せエサ(アミ)とカゴ
- 水くみバケツ(釣った魚を入れる・手を洗う)
- クーラーボックス(持ち帰るなら)
- 予備の仕掛け2〜3袋とオモリ
チカはたくさん釣れることがあるので、持ち帰るなら小さめでもクーラーボックスがあると安心です。
道南でチカを釣るとき
図鑑では、チカの釣期は岸に寄っている3〜11月で、いちばん釣れるのは産卵期の4月とされています。道南の漁港でも、春と秋に堤防でサビキをしている人をよく見かけます。
僕が通っている噴火湾側の漁港では、国縫漁港で5月ごろに大きめのチカがたくさん釣れたことがあります(あれほど大きいチカが釣れたのは、その1回きりです)。釣り場ごとの話は道南の釣り場ガイドにまとめています。
同じ漁港では、ウキ釣りでホッケをねらう人も多いです。チカの合間にホッケもねらうならホッケのウキ釣り仕掛けも参考にしてください。
漁港は漁船の出入りや作業の場所でもあります。立入禁止の場所には入らない、寄せエサで汚れた足元は水で流して帰る、という基本は守りましょう。
まとめ
- 寄せエサを撒くならサビキ、撒かないならスピード仕掛け
- ハリは3〜5号、ハリスは0.6〜1号くらい。1袋300〜400円台
- 竿は足元なら2〜3m、投げるなら3m以上。やわらかめの1.5〜3号が目安
- 竿もリールも無い人は4,000円くらいの入門セットが安い
- 釣期は3〜11月で、いちばん釣れるのは4月
よくある質問
Q. チカとワカサギは同じ仕掛けで釣れますか?
A. チカは海の漁港でサビキやスピード仕掛けで釣ります。ワカサギは湖の氷の上などで、短い竿と専用の細い仕掛けを使うことが多く、道具は別物と考えたほうがわかりやすいです。
Q. サビキとスピード仕掛けはどちらが初心者向けですか?
A. 寄せエサで魚を寄せられるサビキのほうが始めやすいです。スピード仕掛けはアミをハリにこすりつけて使うので、寄せエサを撒かなくても釣れます。
Q. チカ釣りの竿は何mがいいですか?
A. 堤防の足元をねらうなら2〜3mくらいが目安です。少し沖に投げたい、足場が高い場所で釣るなら3m以上の磯竿が使いやすくなります。
Q. チカはいつ釣れますか?
A. 図鑑では、岸に寄っている3〜11月が釣期で、いちばん釣れるのは産卵期の4月とされています。
参考にした資料
チカの生態と釣り方、竿の目安は次のページで確認しました(2026年10月14日)。商品の説明は楽天市場の各商品ページの表記です。
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