釣りから帰ったあとの塩抜き|リール・ロッド・道具を10分でやる手順

釣りから帰ったあとの塩抜き

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海で使った道具を、そのまま車に積みっぱなしにしていませんか。海水は乾くと塩が残り、金属を傷め、ガイドやベアリングの動きを鈍らせます。これは時間が経つほど進みます。

やることは難しくありません。帰宅後10分で終わります。ここでは、リール・ロッド・その他の順に手順をまとめます。

先に押さえる2つの原則

1. お湯は使わない

塩は水に溶けるので、水道水で十分です。お湯を使うと、リールの内部グリスが柔らかくなって流れ出やすくなります。「塩が落ちやすそうだから」とお湯を使うのは逆効果です。

2. 水をかけるのであって、沈めない

バケツに沈める、強い水流を内部に当てる、という洗い方は、かえって内部に水を入れます。外側から流して塩を落とすのが基本です。

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リールの塩抜き

  1. ドラグをいちばんきつく締める
    ドラグノブを締め切ってから洗います。緩んでいると、ドラグ内部に水が入りやすくなります。
  2. 弱い流水を上からかける
    シャワーの弱い水流か、水道の水を直接。ボディ、ハンドル、スプールの外周に当てます。水圧は弱く。
  3. ラインローラー・ハンドルノブを重点的に
    この2か所は塩が残ると動きが悪くなります。回しながら水をかけます。
  4. 水気を拭き取る
    乾いた布でボディとスプールを拭きます。
  5. ドラグを緩める
    締めたまま保管すると、ドラグワッシャーが変形します。洗い終わったら必ず緩めてください。ここを忘れる人が多いところです。
  6. 日陰で乾かす
    直射日光は避けます。

ステップ1とステップ5はセットです。「締めて洗う → 緩めてしまう」。この順番を覚えてしまえば、あとは流すだけです。

やらないほうがいいこと

  • 熱湯・お湯をかける:内部グリスが流れる
  • 水中に沈める:内部に水が入る
  • 高圧洗浄機を当てる:シールを越えて水が入る
  • ドライヤーの熱風で乾かす:樹脂パーツとグリスに良くない
  • 自分で分解する:戻せないと動かなくなる

内部まで手を入れる作業(分解洗浄・グリスアップ)は、メーカーや釣具店のオーバーホールサービスに出すのが確実です。費用も納期も窓口によって違うので、出す前に確認してください。

ロッドの塩抜き

  1. 継ぎ目を抜いてから洗う
    つないだままだと、継ぎ目に塩が残ります。
  2. ガイドを重点的に流す
    ガイドのリング内側と、足の根元に塩がたまります。ここは指で軽くこすりながら流します。
  3. リールシートを流す
    ネジ部分に塩が入ると回らなくなります。
  4. 拭いて、立てて乾かす
    ブランク(竿本体)を拭き、風通しのいい場所へ。

ガイドのリングにひび・欠けがないかは、このタイミングで見ておくと安心です。欠けたガイドはラインを切ります。指の腹で内側をなぞって、引っかかる感触があれば要注意です。

その他の道具

道具 やること
プライヤー・ハサミ 流水で洗い、水気を拭いて、可動部に注油
フィッシュグリップ 開閉部に塩が残ると固まる。動かしながら流す
ルアー・ジグ フックが錆びる。使ったものだけ流して乾かす
タックルボックス 底に海水がたまる。中身を出して流す
クーラーボックス においの元になる。中性洗剤で洗って乾かす
ウェーダー・長靴 内側も流して、逆さに立てて乾かす

金属部品が多い道具ほど、放置すると次に使う時に動きません。特にプライヤーとフィッシュグリップは、塩が固まると開かなくなります。

ラインは巻き替えの時期を見る

PEラインは塩そのものより、擦れと日光で劣化します。洗ってもそこは戻りません。

  • 先端側の色が抜けてきた
  • 毛羽立っている
  • 同じ場所でよく切れる

このどれかが出ていたら、先端を数メートル切るか、巻き替えを考えるタイミングです。PEは前後をひっくり返して使える(下巻き側が新品のまま残っている)ので、巻き替えの前に反転を試すと1シーズン延びることがあります。

時間がない日の最低限

疲れて帰ってきて全部やる気力がない日もあります。その場合、これだけはやってください。

  1. リールに弱い流水をかけて拭く(ドラグは締めてから、終わったら緩める)
  2. ロッドのガイドを流す
  3. 使ったルアーを水に通して乾かす

3分で終わります。残りは翌日でも間に合います。いちばん悪いのは、濡れたまま車に積みっぱなしにすることです。

そろえておくと楽なもの

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可動部の動きが戻る

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タックルボックス自体の選び方は楽天のタックルボックス売れ筋ランキングで売れ筋を見ると比べやすいです。水抜き穴があるモデルは、洗ったあとの乾きが違います。

まとめ

  • お湯は使わない・沈めない。弱い流水で外から流す
  • リールはドラグを締めて洗い、終わったら必ず緩める
  • ロッドは継ぎ目を抜いて、ガイドとリールシートを重点的に
  • プライヤー・グリップは可動部に塩が残ると固まる
  • 時間がない日はリール・ガイド・ルアーの3点だけで3分

よくある質問

Q. リールを洗うのにお湯を使ってもいいですか?

A. 水道水を使ってください。塩は常温の水に溶けます。お湯を使うと内部のグリスが柔らかくなって流れ出しやすくなり、かえって傷めます。

Q. リールを水につけて洗ってもいいですか?

A. つけないでください。バケツに沈めたり高圧の水を当てたりすると、シールを越えて内部に水が入ります。弱い流水を外側からかけて塩を落とすのが基本です。

Q. なぜ洗うときにドラグを締めるのですか?

A. ドラグが緩んでいると、その隙間から内部に水が入りやすくなるためです。締めた状態で洗い、洗い終わったら必ず緩めてください。締めたまま保管するとドラグワッシャーが変形します。

Q. ロッドはどこを重点的に洗いますか?

A. ガイドのリング内側と足の根元、リールシートのネジ部分です。継ぎ目は抜いてから洗わないと、内側に塩が残ります。このときガイドのひび・欠けも確認しておくと、ラインが切れる原因を減らせます。

Q. PEラインは洗えば長持ちしますか?

A. 洗っても、擦れと日光による劣化は戻りません。先端の色が抜ける、毛羽立つ、同じ場所で切れるといった状態が出たら、先端を数メートル切るか巻き替えの時期です。PEは前後を反転させて使える場合もあります。

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