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朝マヅメに入るなら、ヘッドライトは竿より先に必要な道具です。真っ暗な堤防で仕掛けを結べない、足元が見えない、というのは釣果以前の問題になります。
ただ、売り場で見ると「1000ルーメン」「500ルーメン」と数字が並んでいて、明るいほど良さそうに見えます。実際はそうではありません。明るさ・防水・電池の3つを見ないと、買ってから困ります。以下、順に整理します。
ルーメンは「最大値」であって、使う明るさではない
ルーメン(lm)は光の量を表す単位です。商品ページに大きく出ているのは、たいていいちばん強いモードの数字です。
釣りで実際に使う明るさは、そこまで必要ありません。
| 場面 | 目安 |
|---|---|
| 仕掛けを結ぶ・手元を見る | 10〜50lm |
| 足元を照らして歩く | 100〜200lm |
| 足場の悪い磯・テトラを移動する | 200〜400lm |
| 遠くを確認する(一瞬だけ) | 最大モード |
つまり、最大値より「弱いモードがあるか」のほうが大事です。最大1000lmでも、弱モードが200lmしかないライトは、手元の作業で眩しすぎて使いにくくなります。
そして、最大モードは電池の減りが速い。1000lmで2時間、100lmで20時間といった差が普通にあります。朝マヅメの前後だけ使うにしても、強モードで点けっぱなしにする使い方は現実的ではありません。
防水はIPX規格の数字で見る
釣りで使う以上、水は必ずかかります。防水性能はIPX◯という表記で示されます。数字が大きいほど強くなります。
| 等級 | 内容 | 釣りでの目安 |
|---|---|---|
| IPX4 | あらゆる方向からの水しぶきに耐える | 最低ライン。小雨・波しぶき程度 |
| IPX6 | 強い噴流水に耐える | 雨天の釣行でも安心できる |
| IPX7 | 一時的に水中に沈めても大丈夫 | 落としても復帰できる可能性がある |
| IPX8 | 継続的に水中で使える | ここまでは通常不要 |
堤防やサーフで使うならIPX4以上、できればIPX6を選んでおくと、雨の日に持ち出せなくて困ることがなくなります。
「防滴」としか書いていないものは避ける
等級の記載がなく「防滴仕様」とだけ書かれた製品があります。どの程度まで耐えるのかが分からないので、釣り用としては選びにくいところです。IPXの数字が書いてあるかどうかを、商品ページで確認してください。
電池は「乾電池か、充電式か」で分かれる
| 乾電池式 | 充電式(USB) | |
|---|---|---|
| 切れた時 | 予備に入れ替えれば復帰 | モバイルバッテリーが必要 |
| 寒さ | 予備を替えれば対応できる | 低温で持ちが落ちる |
| 維持費 | 電池代がかかる | ほぼかからない |
| 重さ | やや重い | 軽い傾向 |
道南で冬も釣りをするなら、乾電池式、または両方使えるハイブリッド式が扱いやすいです。リチウムイオン電池は低温で性能が落ちるので、氷点下の朝に「思ったより早く切れた」ということが起こります。
充電式を選ぶ場合は、モバイルバッテリーを一緒に持っていくのが前提になります。スマホの充電にも使えるので、結局どちらにしても1個は必要な道具です。
赤色灯があると、周りに迷惑をかけにくい
多くの釣り用ヘッドライトには赤色モードが付いています。理由は2つあります。
- 目が暗さに慣れた状態を壊しにくい:白色光を見ると、暗順応が戻るまで時間がかかる
- 水面を照らしても魚が散りにくいとされる
加えて、混んでいる堤防で白色光を人の方に向けてしまうトラブルを避けられます。夜の堤防でいちばん揉めやすいのがこれです。手元の作業は赤色灯、移動時だけ白色灯、と切り替えるだけで、周りとの関係がだいぶ変わります。
赤色灯が魚に与える影響については、はっきりした結論が出ているわけではありません。確実なのは「人の目が暗さに慣れた状態を保ちやすい」「周囲に眩しくない」という2点です。
あると効く細かい機能
- センサー点灯(手をかざすと切り替わる):手が濡れている・魚を持っている時に助かる
- バッテリー残量表示:切れるタイミングが読める
- 角度調整:手元に向けて固定できると結束が楽
- 後部の赤色点滅:暗い駐車場や堤防で自分の位置を知らせる
センサー点灯は、寒い日にグローブをしたまま操作できるという意味でも便利です。ただし、袖口などが近づいて勝手に点灯・消灯することもあるので、オフにできるモデルが使いやすいです。
選ぶ順番
- IPX4以上か(記載がないものは外す)
- 弱いモードがあるか(手元用に10〜50lm)
- 電池方式(冬に使うなら乾電池かハイブリッド)
- 赤色灯の有無
- 最後に最大ルーメン
ヘッドライト
IPX表記のあるものを
ヘッドライト 釣り 防水
朝マヅメ・夜釣りの基本装備
価格・在庫は日々変動します。アキアジシーズン中は品薄になりやすいので、気になったら早めに確認しておくと安心です。
赤色灯つき
周りに眩しくない
ヘッドライト 釣り 赤色灯
手元は赤、移動は白で使い分け
価格・在庫は日々変動します。アキアジシーズン中は品薄になりやすいので、気になったら早めに確認しておくと安心です。
いま売れている型は楽天のヘッドライト売れ筋ランキングで確認できます。IPX等級と弱モードのルーメンは商品ページに書かれているので、上位から2〜3個を見比べると決めやすいです。
予備は必ず持っていく
ヘッドライトが1つ切れると、暗い堤防から戻るところまで含めて全部が止まります。予備電池、または小さいライトをもう1つ、バッグに入れておいてください。スマホのライトは頼りになりますが、それを使い切ると連絡手段まで失います。
まとめ
- 最大ルーメンより、弱モードがあるかどうかが実用に効く
- 防水はIPX4以上、できればIPX6。記載のないものは避ける
- 冬の道南なら乾電池式かハイブリッドが安心
- 赤色灯は、目の慣れを保ち、周りに眩しくないための機能
- 予備電池かサブライトは必ず持つ
よくある質問
Q. 釣り用ヘッドライトは何ルーメンあればいいですか?
A. 手元の作業なら10〜50lm、足元を照らして歩くなら100〜200lm、足場の悪い場所の移動で200〜400lmが目安です。最大値が大きいことより、弱いモードが用意されているかどうかのほうが実用では効きます。
Q. 防水はどの等級を選べばいいですか?
A. 堤防やサーフで使うならIPX4以上、雨天でも持ち出すならIPX6が目安です。等級の記載がなく「防滴」とだけ書かれた製品は、どこまで耐えるか分からないので釣り用には選びにくいです。
Q. 乾電池式と充電式はどちらがいいですか?
A. 冬に使うなら乾電池式かハイブリッド式が扱いやすいです。リチウムイオン電池は低温で持ちが落ちるため、氷点下の朝に想定より早く切れることがあります。充電式を選ぶ場合はモバイルバッテリーを一緒に持ち歩いてください。
Q. 赤色灯は必要ですか?
A. 必須ではありませんが、あると使い勝手が変わります。白色光より目が暗さに慣れた状態を保ちやすく、混んでいる堤防で人に光を向けてしまうトラブルも避けられます。手元は赤、移動は白という使い分けがしやすくなります。
Q. 予備のライトは持っていくべきですか?
A. 持っていってください。ライトが切れると、釣りだけでなく暗い場所から戻ることまで止まります。予備電池か、小さいサブライトをバッグに入れておくと安全です。
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