
※本記事はアフィリエイト広告を含みます。価格は楽天市場の中古取扱店の出品を2026年09月30日時点で取得した実データです。
「不要品を無料で回収します」とスピーカーで流しながら走る車。ポストに入っていた無料回収のチラシ。竿もリールもまとめて持っていってくれるなら楽ですが、渡す前にひとつだけ確かめることがあります。許可の種類です。
先に、中古でいくらで売られているかを見る
処分を考える前に、同じ種類の道具が中古でいくらで出ているかを確認します(出品61件)。
← 横に動かせます
| 種類 | 出品数 | 最安 | 中央値 |
|---|---|---|---|
| 釣竿(中古全般) | 6件 | 23,000円 | 31,680円 |
| ショアジギングロッド | 49件 | 8,580円 | 43,575円 |
| ダイワのリール | 6件 | 5,060円 | 29,820円 |
これは状態のいい中古品の売値で、回収業者に頼む前の確認がこの金額になるという意味ではありません。見てほしいのは「この道具に中古の買い手がいるかどうか」です。
確かめることは1つだけ。「一般廃棄物」の許可があるか
結論から書きます。家庭から出たごみを業として引き取って運べるのは、市区町村の「一般廃棄物処理業の許可」を受けた業者か、市区町村から委託を受けた業者だけです。環境省のページには、こう書かれています。
出典:環境省「廃棄物の処分に『無許可』の回収業者を利用しないでください!」(2026年9月30日確認)
トラックに「不用品回収」と書いてあることや、「許可は取っています」という口頭の説明では足りません。どの許可なのかが分かれ目です。
3つの許可は、できることが違う
| 許可の種類 | 出すところ | 家庭の不要品をどう扱えるか |
|---|---|---|
| 一般廃棄物収集運搬業の許可 | 市区町村 | 家庭から出たごみを運べる |
| 産業廃棄物処理業の許可 | 都道府県など | 事業活動から出た廃棄物が対象。家庭のごみは運べない |
| 古物商の許可 | 都道府県公安委員会 | 中古品として買い取れる。ごみとして運ぶことはできない |
この表が、釣具を手放すときの動き方をそのまま決めます。
「売る」と「捨てる」は、別のルートになる
買取店や宅配買取が成り立っているのは、古物商の許可です。値が付くものを買い取るための許可なので、売れない竿までまとめて引き取ってもらう、という頼み方は筋が違います。逆に、家庭のごみを運ぶ許可を持っている業者が、中古品として買い取れるとは限りません。
ひとつの相手に全部お願いしようとすると、どちらかが無理になります。だから順番はこうなります。
- 売れるものを抜く … 竿・リール・ルアー・クーラーボックスには中古の需要があります。ここは買取(古物商)の仕事
- 残りは自治体のルールで出す … 区分は市町村ごとに違うので、住んでいる市町村の分別事典を引く
- 量が多い・自分で運べないときだけ業者に頼む … このときに確かめるのが一般廃棄物の許可
まとめて片づけるときの具体的な手順は「使わない釣具をまとめて手放す」に書いています。
「無料回収」で実際に起きていること
環境省は、無許可の回収について次の点を挙げています。
- 無料と言われて渡したあとに、高額な料金を請求される
- 引き取られたものが不法投棄される(逮捕された事案も紹介されています)
- 許可なく業として収集運搬することは、廃棄物処理法違反に該当するおそれがある
釣具は、金属とカーボンと樹脂が混ざっていて、手をかけないと売り物にならないものが多いです。無料で持っていって利益が出るなら、その先で何が起きているのかを一度考えたほうがいいと思います。山や空き地に捨てられて、それがまた釣り場の話になるのは、釣りをする人として気持ちのいいことではありません。
渡す前に、電話で聞く3つのこと
- 「この市町村の一般廃棄物収集運搬業の許可はありますか。許可番号を教えてください」 … 答えられない、産業廃棄物の許可だと言う、古物商だけだと言う。このどれかなら頼みません
- 「積む前に、総額でいくらになりますか」 … 無料の範囲と有料の範囲を分けて聞きます。「積んでから見積もり」は、断りにくい状況を先に作られる形です
- 「領収書は出ますか」 … 社名・住所・金額が入ったものをもらいます
もっと確実なのは、自治体に許可業者を教えてもらうことです。北斗市の案内には「引越しなどで一度に多量に出るごみは、自分でごみ処理施設に搬入するか、北斗市の一般廃棄物収集運搬許可業者に依頼してください」と書かれています。つまり許可を持っている業者は市が把握しているので、環境課に電話すれば案内してもらえます。
出典:北斗市 家庭系ごみの出し方(2026年9月30日確認)
釣具屋に頼めることとの違い
釣具店でできるのは、基本的に買取です。値の付かないものの引き取りは店しだいで、有料のところもあります。大手チェーンの公式の案内を1つずつ調べた結果は「釣竿の処分は釣具屋でできるのか」にまとめています。
渡す前に、値が付くかどうかを見る
引き取るかどうか、いくらになるかは業者によって違います。宅配買取は送る前に品名や写真で相談できるところもあるので、処分費用を払う前に一度聞いておいて損はありません。
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査定額に納得できなかったときに無料で返してもらえるかは、申し込む前に公式サイトで確かめておくと安心です。
まとめ
家庭のごみを業として運べるのは、市区町村の一般廃棄物処理業の許可(または委託)を受けた業者だけです。産業廃棄物の許可や古物商の許可では回収できません。渡す前に許可の種類と総額を聞き、売れるものは買取へ、残りは自治体のルートへ分けてください。