ダイワ シークールキャリーⅢ、Ⅱから何が変わったのか|保冷力・自重・サイズは同じだった

ダイワ シークールキャリーⅢ、Ⅱから何が変わったのか

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ダイワのシークールキャリーⅢが2026年9月に発売されました。キャスター付きで引いて運べる25Lのクーラーボックスです。

前モデルのシークールキャリーⅡから何が良くなったのか。公式ページのスペックを並べてみたら、予想と違う結果になりました。

お断り。この記事はⅢもⅡも実物を使って書いたものではありません。ダイワ公式の公表スペックを突き合わせて、数字の違いを確かめたものです。氷の持ち具合やキャスターの転がり方といった使用感は書いていません。

ⅢとⅡを並べるとこうなる(ダイワ公式)

← 横に動かせます

項目 Ⅲ S2500 Ⅱ S2500 Ⅲ GU2500 Ⅱ GU2500 Ⅲ SU2500 Ⅱ SU2500
価格(税抜) 26,800円 24,200円 32,400円 29,400円 39,800円 37,200円
保冷力 KEEP60 KEEP60 KEEP65 KEEP65 KEEP70 KEEP70
自重 4.2kg 4.2kg 4.6kg 4.6kg 4.8kg 4.8kg
容量 25L 25L 25L 25L 25L 25L

数値はダイワ公式サイトのシークールキャリーⅢ・Ⅱそれぞれの製品ページで確認しました。外寸(33×53.5×38.5cm、SUのみ33×53.5×39cm)と内寸(15×38.5×31cm)も両モデルで同じ数値でした。

保冷力も、重さも、容量も、外寸も内寸も、すべて同じ数字です。違ったのは価格だけで、グレードごとに2,600〜3,000円上がっています。

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では、何が変わったのか

公式ページの記載を突き合わせると、変更点は次の3つでした。

変わった点 中身
「ふんばるマン」が標準装備に Ⅲは全グレードに標準装備。船上や電車内でも滑りにくくなる滑り止めのパーツ。Ⅱの製品ページには記載がありません
カラー S=セージ/キャラメル、GU=ブロッサムピンク/ライラック、SU=アイスブルー
価格 各グレード2,600〜3,000円アップ

「ふんばるマン」は、ダイワのクーラーボックスに付く滑り止めのパーツです。公式の説明では「船上や電車内など滑りやすさが気になるシーンでも滑りにくく」なるとされています。Ⅲは全グレードに標準装備で、Ⅱの製品ページにはこの記載がありません。

キャリーハンドルは最大約87cm、静音キャスター、電車の改札口を通れるサイズ設計。ここはⅡとⅢで共通の特徴です。

KEEP60とは何時間のことか

ダイワのクーラーボックスに書いてある「KEEP○○」は、時間をそのまま表した数字ではありません。公式ページには、こう書かれています。

外気40℃に調整された恒温室内に、クーラーボックス本体容量の25%に相当する角氷を入れたクーラーボックスを放置。8時間後に氷の重量を測定して氷の残存率を算出。その氷の残存率から、残存率が0%になるまでの時間を計算して、「KEEP○○」という値で表示している。

ダイワ公式サイトの製品ページに記載された説明です(JIS S 2048:2006 の簡便法にもとづくとされています)。

つまりKEEP60は「外気40℃で60時間もつ」という意味ではなく、8時間の実測から計算で引き伸ばした指標です。実際の釣りでは、蓋の開け閉め、直射日光、魚を入れたときの温度上昇があるので、この数字どおりにはなりません。

グレード間の差を比べるための物差しとして使うのが正しい読み方です。

内寸38.5cm。アキアジは入らない

道南の秋に使うことを考えると、ここがいちばん大事です。

シークールキャリーⅢの内寸は15×38.5×31cm。いちばん長いところで38.5cmしかありません。

道南で釣れるアキアジは60〜80cm級です。そのままでは入りません。頭と尾を落とすか、その場で捌く前提になります。

同じダイワで、長さのあるモデルと比べるとこうなります。

項目 シークールキャリーⅢ S2500 ライトトランクα S3200
容量 25L 32L
内寸 15×38.5×31cm 22×56.5×24.5cm
保冷力 KEEP60 KEEP76
自重 4.2kg 4.6kg
価格(税抜) 26,800円 16,800円
キャスター あり なし

どちらもダイワ公式サイトの製品ページで確認した数値です。

1万円安くて、容量も保冷力も内寸の長さも上。それでもシークールキャリーが選ばれるのはキャスターとハンドルがあるからです。裏返すと、キャスターに1万円払う製品ということになります。

ちなみにライトトランクα S3200の内寸56.5cmでも、70cmのアキアジはそのままでは入りません。丸ごと持ち帰りたいなら、もう一段大きい箱が必要です。クーラーの容量と保冷力の考え方は、こちらで整理しています。

アキアジが入るクーラーボックスの選び方|容量と保冷力の基準

保冷力にいくら払うと割に合うのか

ダイワのクーラーはS→GU→SU→ZSSとグレードが上がるほど保冷力が増えます。ライトトランクα 32Lの4グレードで、KEEP値が1上がるのにいくらかかるかを計算しました。

グレード 価格(税抜) 保冷力 1つ上げるのにかかる額
S3200 16,800円 KEEP76 ―
GU3200 22,900円 KEEP96 KEEP1あたり約305円
SU3200 35,400円 KEEP101 KEEP1あたり約2,500円
ZSS3200 50,200円 KEEP126 KEEP1あたり約592円

S→GUは6,100円でKEEPが20上がります。ところがGU→SUは12,500円払ってKEEPが5しか上がりません。24Lの4グレードでも同じ傾向で、S2400→GU2400は3,500円でKEEP+16、GU2400→SU2400は8,700円でKEEP+6でした。

コストと保冷力の関係でいちばん割に合うのはGU(ダブルウレタン)というのが、公式の数字から出る結論です。

道南で使うなら

こんな人・こんな釣り 向き・不向き
電車やバスで釣り場に行く 向く。改札を通れる設計とキャスターが効く
駐車場から堤防まで距離がある 向く。舗装路なら引いて運べる
車で釣り場の目の前まで入れる キャスターの価値が出にくい
砂浜(サーフ)を歩く キャスターは砂に埋まる。手持ちになる
アキアジを丸ごと持ち帰りたい 向かない。内寸38.5cm
ホッケ・カレイ・イカ・ソイ 25Lで足りる。内寸38.5cmにも収まる

「電車の改札口を通れるサイズ設計」というのは、電車釣行を前提にした製品だということです。車で移動する道南の釣りとは、そもそも前提が違います。車移動が中心なら、同じ予算をライトトランクαの上位グレードに使ったほうが、保冷力も容量も上がります。

クーラーボックスが実際にどれだけ売れているかは、こちらで毎月追いかけています。

【2026年9月】楽天クーラーボックス売れ筋ランキングTOP10|釣り用に選ばれているのは?

比較1

カラー・入荷状況は商品ページでご確認ください

ダイワ シークールキャリーⅢ S2500

25L・KEEP60・税抜26,800円。キャスターとハンドル付き

CPスノコトレー #SC25 ダイワ クーラーボックス オプションパーツ

1,452円前後

★★★★★ 5.0 / 楽天の口コミ 1件

※価格・評価は2026-09-24時点で楽天市場から取得した実データです。最新の価格はリンク先でご確認ください。

価格・在庫は日々変動します。アキアジシーズン中は品薄になりやすいので、気になったら早めに確認しておくと安心です。

比較2

在庫状況は商品ページでご確認ください

ダイワ シークールキャリーⅡ S2500

スペックはⅢと同一で税抜24,200円。在庫があるうちは狙い目

【ダイワ】シークールキャリーIII SU2500 アイスブルー【4550133742521】

30,646円前後

★★★★★ 5.0 / 楽天の口コミ 1件

※価格・評価は2026-09-24時点で楽天市場から取得した実データです。最新の価格はリンク先でご確認ください。

価格・在庫は日々変動します。アキアジシーズン中は品薄になりやすいので、気になったら早めに確認しておくと安心です。

比較3

サイズ違いもあります

ダイワ ライトトランクα GU3200

32L・KEEP96・税抜22,900円。保冷力とコストのバランスが良いグレード

ダイワ (Daiwa) ライトトランクα GU 3200 レッド

17,633円前後

★★★★☆ 4.56 / 楽天の口コミ 9件

※価格・評価は2026-09-24時点で楽天市場から取得した実データです。最新の価格はリンク先でご確認ください。

価格・在庫は日々変動します。アキアジシーズン中は品薄になりやすいので、気になったら早めに確認しておくと安心です。

まとめ

  • シークールキャリーⅢは、保冷力・自重・容量・外寸・内寸がすべてⅡと同じ数値
  • 変わったのは「ふんばるマン」の標準装備・カラー・価格(2,600〜3,000円アップ)の3点
  • KEEP値は時間そのものではなく、外気40℃・8時間の実測から計算した指標。グレード比較用の物差し
  • 内寸38.5cmなのでアキアジは丸ごと入らない。ホッケ・カレイ・イカなら十分
  • 保冷力のコスパが最も良いのはGU(ダブルウレタン)グレード
  • Ⅱの在庫が残っているなら、同じ性能で2,600円安い

よくある質問

Q. シークールキャリーⅢとⅡはどちらを買うべきですか?

A. 公式スペックでは保冷力・自重・容量・外寸・内寸がすべて同じで、価格はⅢのほうが2,600〜3,000円高くなっています。「ふんばるマン」が標準で付くことと新しいカラーに価値を感じるならⅢ、そうでなければⅡの在庫を探すほうが安く済みます。

Q. KEEP60は60時間氷がもつという意味ですか?

A. 違います。外気40℃の部屋に容量25%の角氷を入れて8時間後の残存率を測り、そこから残存率0%になるまでの時間を計算した指標です。蓋の開け閉めや直射日光がある実際の釣りでは、この数字どおりにはなりません。

Q. シークールキャリーⅢにアキアジは入りますか?

A. 内寸がいちばん長いところで38.5cmなので、60〜80cm級のアキアジは丸ごとは入りません。頭と尾を落とすか、その場で捌く必要があります。

Q. 「ふんばるマン」とは何ですか?

A. ダイワのクーラーボックスに付く滑り止めのパーツです。公式の説明では、船上や電車内など滑りやすさが気になる場所でも滑りにくくなるとされています。シークールキャリーⅢでは全グレードに標準装備されています。

▶ 使わなくなった釣具、いくらで売れる? 買取相場と出し方のまとめ(当ブログ)

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