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真冬の朝、海サクラやホッケを狙っていると、何投かしたところで急に糸が出なくなることがあります。見ると、ガイドの輪の中が白く凍っている。北海道の冬の釣りでは、避けて通れないトラブルです。
ガイドが凍ったまま投げ続けると、ラインが切れる、ガイドのリングが割れるといった、釣りどころではない事態になります。この記事では、凍る原因と、凍らせない対策、凍ったときの溶かし方を整理します。
まず結論
| 場面 | やること |
|---|---|
| 釣りに行く前 | ラインにコーティングスプレー、ガイドに凍結防止剤 |
| 釣りの最中 | 投げる前にガイドを見る。凍りはじめたら早めに溶かす |
| 凍ったとき | ロッドの先を海水につけて溶かす |
| やってはいけない | 凍ったまま投げる・指や金具で氷を削る |
| 釣りのあと | ガイドとラインを真水で洗って乾かす |
ガイドが凍る原因
ガイドが凍る原因は、ラインが運んでくる水です。
リールを巻くと、ラインは海から上がってきて、ガイドを通ってリールに巻き取られます。このとき、ラインに付いた水がガイドに残ります。気温が0℃を下回っていると、その水がガイドの上で少しずつ凍って、氷が育っていきます。
PEラインは特に凍りやすい
PEラインは、細い糸を何本も編んで作られています。編み目のすき間に水を含みやすいので、ナイロンやフロロカーボンより多くの水をガイドに運びます。
しかも、PEの上に巻かれた水がリールのスプールでも凍ると、ライン同士がくっついて、投げたときにまとめて飛び出して絡む原因にもなります。
凍りやすい条件
- 気温が氷点下 → 道南の冬の朝はほぼ毎回この条件
- 風がある → 風が水を冷やして、凍るのが早くなる
- 巻いて投げる回数が多い → ジグやミノーを投げ続ける海サクラは、いちばん凍りやすい釣り方
海サクラの時期と道具は海サクラマスの時期と海サクラマスのタックルにまとめています。12月から3月の朝に竿を出す人は、この記事の対策をセットで準備しておくと安心です。
凍った状態で投げるとどうなるか
ガイドの輪の中に氷ができると、通り道が狭くなります。そこへ投げると、ラインが氷に擦れたり、引っかかったりします。
- ラインが切れる → 飛んでいる途中のルアーごと、海に消えます
- ラインが傷つく → 見た目で分からない傷で、魚が掛かったときに切れる
- ガイドのリングが割れる・外れる → 氷が引っかかって、強い力がリングにかかる
リングが割れたガイドは、それ以降ラインを削り続けます。凍ったガイドで1投するだけで、ルアーとラインとロッドの修理代を失う可能性がある、と考えてください。
凍らせないための対策
ラインにコーティングスプレー
PEライン用のコーティングスプレーは、ラインの表面に水をはじく膜を作ります。水を含みにくくなるので、ガイドに運ぶ水の量が減ります。釣りに行く前に、リールに巻いたラインに吹いておくのが基本の使い方です。
ガイドに凍結防止剤
ガイドに直接塗る、凍結防止用のスプレーやワックスもあります。ガイドの表面に膜を作って、水が残りにくくなる、凍りにくくなる、といった方向のものです。完全に凍らなくなるわけではないので、凍るまでの時間を延ばすものと考えておくと、期待と実際がずれません。
投げる前にガイドを見る
いちばん確実な対策は、投げる前にガイドを見ることです。特に、ロッドの先のほうのガイドは輪が小さいので、先に凍ります。何投かに1回、先のガイドを見る習慣をつけてください。
凍ったときの溶かし方
凍ってしまったら、ロッドの先を海水につけて溶かすのがいちばん手軽です。冬の朝は、気温より海の水温のほうが高いので、海水につけると氷が溶けます。
- 足元が海面に近い場所なら、ロッドの先を数秒、海水につける
- 足元が高い堤防なら、バケツに海水をくんで、そこにつける
溶かしたあとも、ガイドに海水が残っているので、またすぐに凍りはじめます。凍りやすい日は、何投かごとにこれを繰り返すつもりでいてください。
やってはいけない氷の取り方
- 指でこすって取る → 冷たい金属に指の皮がくっつくことがある。手袋でも、リングに力がかかる
- ナイフや金具で削る → ガイドのリングに傷がつく。リングの傷は、そのあとずっとラインを削る
- ロッドを振って氷を飛ばす → 氷はリングに張り付いているので、まず取れない。ロッドを傷めるだけ
リングは硬いけれど割れやすい素材のものが多いので、力で取らない、海水で溶かすと覚えておいてください(^O^)
釣りのあとの手入れ
冬の釣りのあとは、ガイドの周りに塩と水が残っています。そのまま車に積んで帰ると、車の中で溶けて、塩が残ります。帰ったら真水でガイドとラインを洗って、よく乾かすのが基本です。リールの塩抜きの方法は釣りのあとの塩抜きとメンテナンスにまとめています。
冬の堤防で体を冷やさない服装や足元は冬の堤防釣りの防寒に書きました。ガイドが凍る日は、人の手もかじかむ日です。道具の対策と体の対策は、セットで考えてください。
ライン用
釣りの前にラインに吹く
PEライン コーティング スプレー
水を含みにくくして凍結を遅らせる
価格・在庫は日々変動します。アキアジシーズン中は品薄になりやすいので、気になったら早めに確認しておくと安心です。
ガイド用
凍るまでの時間を延ばす
ガイド 凍結防止 釣り
ガイドに直接塗る冬の対策
価格・在庫は日々変動します。アキアジシーズン中は品薄になりやすいので、気になったら早めに確認しておくと安心です。
まとめ
- ガイドが凍る原因はラインが運ぶ水。PEは編み目に水を含むので特に凍りやすい
- 凍ったまま投げると、ラインが切れる、リングが割れる
- 対策は、ラインにコーティング・ガイドに凍結防止剤・投げる前にガイドを見るの3つ
- 凍ったらロッドの先を海水につけて溶かす。指や金具で削らない
- 釣りのあとは真水で洗って乾かす
よくある質問
Q. ガイドが凍るのは何℃からですか?
A. 気温が0℃を下回ると、ガイドに残った水が凍りはじめます。風があると水が冷えるのが早くなるので、気温が0℃近くでも凍ることがあります。
Q. 凍結防止スプレーを使えば凍らなくなりますか?
A. 完全に凍らなくなるわけではありません。凍るまでの時間を延ばすものと考えてください。凍りやすい日は、スプレーを使っていても、投げる前にガイドを見る習慣をつけるのが確実です。
Q. 凍ったガイドはどうやって溶かせばいいですか?
A. ロッドの先を海水につけて溶かすのがいちばん手軽です。冬は気温より海の水温のほうが高いので、数秒つけると氷が溶けます。足元が高い場所なら、バケツに海水をくんで使ってください。
Q. お湯をかけて溶かしてもいいですか?
A. 溶けますが、ガイドに残った水がまたすぐに凍ります。釣り場でお湯を用意するのも手間なので、海水で溶かして、何投かごとに繰り返すほうが現実的です。
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