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新しいPEラインを買って巻いてみたら、スプールの半分くらいまでしか巻けなかった。あるいは逆に、巻きすぎてスプールのふちからあふれてしまった。PEラインを巻くときに、いちばん多い失敗です。
これを防ぐのが下巻きです。スプールの底に、別の安い糸を先に巻いておいて、その上にPEを巻く。こうすると、PEの量がちょうどスプールのふちまでぴったりになります。
では、下巻きは何m巻けばいいのか。この記事では、リールの糸巻量の表から計算する方法と、計算しないで量を合わせる方法の2つを整理します。
なぜ下巻きが必要なのか
理由は2つあります。
1. 糸の量をスプールのふちに合わせるため
スピニングリールは、糸がスプールのふちのすぐ下まで巻いてあるときに、いちばん遠くまで飛びます。糸が少ないと、投げたときに糸がふちに擦れて飛距離が落ちます。逆に多すぎると、糸がまとめて出てしまい、絡みます。
PEラインは200mや150mで売られていますが、リールのスプールはそれより多く巻けることが多いです。その差を埋めるのが下巻きです。
2. PEはスプールの上で滑るため
PEラインは表面がつるつるで、伸びもほとんどありません。何もないスプールに直接巻くと、スプールの上で糸がまるごと空回りすることがあります。ドラグを締めているのに、魚に引かれると糸が出ていく。そうなると、釣りになりません。
下巻きにナイロンを巻いておくと、ナイロンがスプールに食いつくので、空回りが起きにくくなります。
下巻きの量を計算する3ステップ
リールの仕様表やスプールには、「PE(号-m):1.5-200」「ナイロン(号-m):3-150」のような糸巻量が書いてあります。これを使います。
ここからの数字は、計算の手順を説明するための例です。実際の計算には、お使いのリールの仕様表の数字を使ってください。
ステップ1|スプールにPEが何m巻けるか見る
例として、仕様表に「PE1.5号-200m」と書いてあるリールに、PE1.5号を150m巻きたいとします。
ステップ2|足りない割合を出す
スプールには200m巻けるのに、巻くのは150m。足りないのは50mで、スプール全体の4分の1(25%)です。
| 項目 | 例の数字 |
|---|---|
| スプールに巻けるPEの量 | 200m |
| 巻きたいPEの量 | 150m |
| 足りない割合 | (200−150)÷200=25% |
ステップ3|下巻きに使う糸で、その割合ぶんを巻く
下巻きにナイロン3号を使うなら、仕様表の「ナイロン3号-150m」の25%。つまり150m×25%=約38mを下巻きします。
ポイントは、下巻きに使う糸の号数で書いてある量から計算することです。PEとナイロンは同じ号数でも太さが違うので、「PEで50m足りないから、ナイロンも50m」とはなりません。
仕様表に下巻きの糸の号数が書いていない場合は、いちばん近い号数で計算して、少し少なめに巻いておくと安全です。足りなければ、あとから足せます。
計算しない方法|逆巻き
計算が面倒なとき、またはぴったりに合わせたいときは、逆巻きという方法があります。使うリールと同じ大きさのスプールがもう1つ必要です(替えスプールや、同じ番手の別のリール)。
- 同じ大きさのスプールAに、PEを先に全部巻く(巻きたい長さのぶん)
- PEの端に下巻きの糸を結ぶ
- スプールのふちまで下巻きの糸を巻く
- 巻き終わった糸を、使うリールのスプールBにまるごと巻き替える
糸は巻き替えるたびに上下が入れ替わります。なので手順4のあと、スプールBでは下巻きの糸が底、PEが上になります。AとBは同じ大きさなので、量もふちにぴったり合います。巻き替えの手間はかかりますが、一度やると量が狂いません(^O^)
同じ大きさのスプールが無いときは、上の計算の方法で巻いてください。大きさの違うスプールで手順3をやると、量が合わなくなります。
下巻きとPEの結び方
下巻きの糸とPEをつなぐ結び方は、電車結びがよく使われます。両方の糸で、相手の糸に巻きつける結び目を作って、引き寄せるだけの簡単な結び方です。
- 結び目は小さく → 大きいと、上に巻いたPEがでこぼこになる
- 端糸は短く切る → 長いと、PEに引っかかって絡む原因になる
- 下巻きの糸は、スプールにテンションをかけて巻く → ゆるいと、上のPEが食い込む
下巻きの部分まで糸が出ることは、ふつうの釣りではほとんどありません。なので、結び目の強さはそこまで気にしなくて大丈夫です。気にするべきなのは、PEとリーダーの結び目のほうです。こちらはFGノットがすっぽ抜ける原因に書きました。
下巻きにはどの糸を使う?
- ナイロン(2〜4号くらい) → 安くて、スプールに食いつく。いちばん多く使われる
- 下巻き専用の糸 → 色付きで、どこから下巻きか分かりやすい
- 古いPEラインを再利用 → 細いのでたくさん巻ける。ただ、スプールの上で滑る点は同じなので、底にナイロンを少し巻いてから使う
下巻き用
ナイロン2〜4号で十分
下巻き ライン ナイロン
PEの下に巻く安い糸
価格・在庫は日々変動します。アキアジシーズン中は品薄になりやすいので、気になったら早めに確認しておくと安心です。
ラインワインダー
テンションをかけて巻ける
ラインワインダー 巻き取り
巻き替え・逆巻きを楽に
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PEとリーダーの組み方はPEラインとリーダーの選び方、PEの売れ筋は楽天のライン売れ筋ランキングで見られます。
まとめ
- 下巻きは、糸の量をスプールのふちに合わせるためと、PEの空回りを防ぐための2つの理由で必要
- 量の計算は、①巻けるPEの量を見る → ②足りない割合を出す → ③下巻きの糸の量の表でその割合ぶん
- PEとナイロンは同じ号数でも太さが違うので、下巻きの糸の号数の表で計算する
- 計算しないなら逆巻き。PEを先に巻いて、ふちまで下巻きを足してから巻き替える
- 結び方は電車結びで十分。結び目は小さく、端糸は短く
よくある質問
Q. 下巻きをしないとどうなりますか?
A. PEが少ないと、投げたときに糸がスプールのふちに擦れて飛距離が落ちます。また、何もないスプールに直接PEを巻くと、スプールの上で糸がまるごと空回りして、ドラグを締めていても糸が出ていくことがあります。
Q. 下巻きにはどの糸を使えばいいですか?
A. ナイロンの2〜4号くらいがいちばん多く使われます。安くて、スプールに食いつくので空回りしにくいです。どこから下巻きか分かりやすい、色付きの下巻き専用の糸もあります。
Q. 糸巻量の表に、下巻きに使う糸の号数が書いてありません。
A. いちばん近い号数で計算して、少し少なめに巻いておくのが安全です。PEを巻いてみて足りなければ、あとから下巻きを足せます。量をぴったりに合わせたいなら、逆巻きがおすすめです。
Q. PEを巻き替えるとき、下巻きも巻き替えますか?
A. 下巻きは、傷んでいなければそのまま使えます。ただ、新しいPEの長さが前と違うと量が合わなくなるので、そのときは下巻きの量を計算し直してください。
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