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船のジギング用のベイトリールをシマノで探すと、4万円台の「グラップラー」と、10万円近い「オシアジガー」の2つに分かれます。どちらも2026年に新しくなりました。
グラップラーは2026年4月に「26グラップラー」として出ていて、オシアジガーには11月からカウンター付きの「26オシアジガーCT」が出ます。今回は、26グラップラーの300HG・300XGと、オシアジガーCTでいちばん小さい2000HGを、仕様の数字で並べてみました。
お断り。この記事は、楽天市場の取扱店に載っているメーカーの説明(仕様・機能)と、釣具店の商品ページの数字をもとに書いています。シマノ公式サイトはこのブログからは読めないため、公式ページでの確認はできていません。また、26グラップラーも26オシアジガーCTも、実物を使って書いたものではありません。僕が実際に使ってきたのはスピニングリール(18レガリスと20ストラディックSW)で、ジギング用のベイトリールは持っていません。巻き心地などの使用感は書いていません。

結論:ドラグ7kg台で足りる釣りならグラップラー、深場と大物ならオシアジガーCT
- 26グラップラー 300HG/300XG … 340g・345g。メーカーの説明では「近海ジギング」向け。PE1.5〜3号。メーカー希望本体価格は41,000円
- 26オシアジガーCT 2000HG … 590g。メーカーの説明では「近海の青物ジギングから中深海まで」。PE2.5〜4号。カウンター付き。メーカー希望本体価格は96,000円
数字で見ると、大きな差は重さ250g、最大ドラグ力4.5kg、PE3号を巻ける長さ(250mと500m)の3つです。値段は2倍以上違います。
2機種の仕様を並べる
| 項目 | 26グラップラー 300HG | 26グラップラー 300XG | 26オシアジガーCT 2000HG |
|---|---|---|---|
| ギア比 | 6.3 | 7.6 | 6.2 |
| 最大巻上長(ハンドル1回転) | 85cm | 103cm | 117cm |
| 最大ドラグ力 | 7.5kg | 7kg | 12kg |
| 自重 | 340g | 345g | 590g |
| スプール径/幅 | 43mm/22mm | 43mm/22mm | 60mm/22mm |
| 糸巻量 PE(号-m) | 1.5-500、2-380、3-250 | 1.5-500、2-380、3-250 | 2.5-600、3-500、4-370 |
| ハンドル長さ | 75mm | 75mm | 88/100mm |
| ベアリング(BB/ローラー) | 5/1 | 5/1 | 7/1 |
| カウンター | なし | なし | あり |
| 発売 | 2026年4月 | 2026年4月 | 2026年11月(予定) |
| メーカー希望本体価格 | 41,000円 | 41,000円 | 96,000円 |
数値は楽天市場の取扱店に載っているメーカーの仕様です。グラップラーは複数の店で同じ数字であることと、つり吉の商品ページの数字と一致することを確かめました。本体価格は、グラップラーがつり吉の「希望小売価格」、オシアジガーCTが釣りハックの記事の数字です。
本体価格は税抜とみられます。楽天でいちばん多い値段(グラップラーは31,570円、オシアジガーCTは84,480円)が、それぞれ41,000円の3割引・96,000円の2割引に消費税10%を足した額とぴったり合うためです。後で出す楽天の値段は税込です。
品番の末尾が「0」なら右巻き、「1」なら左巻きです。グラップラーは300HG・301HG・300XG・301XGの4機種、オシアジガーCTは2000HG・2500MG・2500HGとそれぞれの左巻きで6機種です。どちらもメーカーの説明にPEライン専用とあります。
数字で見る4つの違い
重さ:250gの差
グラップラー300HGは340g、オシアジガーCT 2000HGは590gです。物差しとして、僕がいまメインで使っているスピニングの20ストラディックSW 5000XGは430gなので、グラップラーはそれより90g軽く、オシアジガーCTは160g重いことになります。
ジギングはジグをしゃくり続ける釣りなので、手に持つ重さは1日の疲れ方に関わります。ただ、250gの差がどれくらい違って感じるかは、実物を持っていない僕には書けません。店頭で両方を握り比べてみるのがいちばん確かです。
ドラグ:7.5kgと12kg
最大ドラグ力は、グラップラー300HGが7.5kg(300XGは7kg)、オシアジガーCT 2000HGが12kgです。12kgは、僕の20ストラディックSW 5000XGと同じ数字です。
ドラグの数字が大きいほど、大きな魚に糸を出されにくく、根に潜られる前に止めやすくなります。大きいブリや、深い場所の重い魚まで考えるならオシアジガーCT、イナダ・ワラサくらいまでの青物や根魚が中心ならグラップラーの7kg台で考えられる範囲だと思います(僕の考えで、実際に使って確かめたものではありません)。
糸の量:PE3号で250mと500m
同じPE3号で比べると、グラップラーは250m、オシアジガーCT 2000HGは500m巻けます。ちょうど2倍です。グラップラーはPE2号なら380m、1.5号なら500m巻けるので、細めの糸で近い場所を探る作りです。
深い場所や、潮で糸が斜めに出ていく日は、思ったより糸が出ます。PE3〜4号を長く巻いておきたい釣りなら、スプールの大きいオシアジガーCTが向いています。
巻き取り:ハンドル1回転で85cm〜117cm
ハンドル1回転で巻ける長さは、グラップラー300HGが85cm、300XGが103cm、オシアジガーCT 2000HGが117cmです。オシアジガーCTはギア比6.2で、グラップラー300HG(6.3)とほぼ同じなのに、スプールが太い(径60mmと43mm)ぶん、1回転で32cm多く巻けます。
グラップラーの300HGと300XG、どちらにするか
メーカーの説明には「使い手やスタイルを選ばないオールラウンドな性能を発揮するHGに加え、ギア比7.6のXGモデル追加」とあります。
- 300HG(ギア比6.3) … 1回転85cm。最大ドラグ力は7.5kgで、2機種のうち少し強い。メーカーの言う「オールラウンド」はこちら
- 300XG(ギア比7.6) … 1回転103cm。18cm多く巻けるので、回収が速く手返しが上がる。重さは5g増えて345g、ドラグは7kg
ハンドルの長さは同じ75mmなので、巻き取りが速いXGは、巻くときの手応えが重くなる方向です。重いジグを深い場所から何度も巻き上げる釣りなら、HGのほうが楽だと考えられます(ギア比からの一般的な話で、実際に使って比べたものではありません)。
26グラップラーで変わったところ
メーカーの説明では、前からの「HAGANEボディ」「X-SHIP」「マイクロモジュールギア」「エキサイティングドラグサウンド」に加えて、次の点が新しくなったとされています。
| 変わったところ | メーカーの説明から |
|---|---|
| ボディ | 一体成型のフルアルミ「コアソリッドボディ」で、堅牢さを増した |
| ブレーキ | 調整が容易な次世代遠心力ブレーキ「SVSインフィニティ」。アンダーキャストにも緻密に対応 |
| ハンドル | 75mmにロング化 |
| ギア比 | ギア比7.6のXGモデルを追加 |
アンダーキャストは、船の上で下から軽く投げて、少し離れた場所を探る投げ方です。投げたときに糸が出すぎる(バックラッシュ)のを抑えるのが遠心力ブレーキで、その調整をしやすくした、という説明です。
ボディの話には、僕はつい目が行きます。1万円クラスの18レガリスを3年使ったら、3年目にガタが出て買い替えることになったからです。ボディの丈夫さは、新品のうちは分かりにくいものだと思います。26グラップラーは2026年4月に出たばかりなので、何年もつかはまだ誰にも分かりません。
オシアジガーCTを選ぶいちばんの理由はカウンター
26グラップラーにカウンターは付いていません。オシアジガーCTは、ジギング専用の大型リール・オシアジガーで初めてカウンターが付いた機種です。メーカーの説明では「数値による直感的な水深把握」が最大のメリットとされていて、フォールスピード表示や巻上距離アラームもあります。カウンターでできることは26オシアジガーCTの記事にまとめました。
グラップラーにも、カウンター付きの「グラップラーCT」という別の機種があります。ただ、楽天の商品名で見たかぎり、売られているのは前の年式の150番で、今回の26グラップラー(300番)のカウンター付きは見つかりませんでした。
道南の船で使うなら
僕が考える使い分けは次のとおりです(メーカーの説明と数字をもとに当てはめたもので、実際に使った結果ではありません)。
- PE1.5〜2号で、イナダ・ワラサくらいまでの青物や根魚、近い場所のライトジギング → 26グラップラー 300HG
- 同じ釣りで、回収を速くして手返しを上げたい → 26グラップラー 300XG
- 大きいブリや深い場所のマダラまで1台で考えたい、潮が速い日に底を数字で取りたい → 26オシアジガーCT 2000HG
予算で考えると、グラップラーにして浮いた5万円ほどで、ジグやロッドをそろえるという考え方もあります。最初の1台なら、この差は大きいと思います(^O^)
楽天での値段
この記事を書いた時点(2026年10月21日)で、楽天の取扱店に出ていた値段です。どれも税込です。
| 品番 | 楽天の値段(税込) |
|---|---|
| 26グラップラー 300HG | 28,182円〜38,980円(31,570円の店が多い) |
| 26グラップラー 300XG | 28,248円〜(31,570円の店が多い) |
| 26グラップラー 301HG(左巻き) | 30,500円〜 |
| 26グラップラー 301XG(左巻き) | 28,930円〜 |
| 26オシアジガーCT 2000HG | 76,550円〜84,480円(予約) |
いちばん安い店どうしで比べても、差は約4万8千円あります。オシアジガーCTは予約品なので、発売日や仕様は変わることがあります。
新製品
2026年4月発売。在庫と価格は商品ページでご確認ください
シマノ 26グラップラー 300HG
近海ジギング向け・340g・最大ドラグ力7.5kg
価格・在庫は日々変動します。アキアジシーズン中は品薄になりやすいので、気になったら早めに確認しておくと安心です。
比較
2026年11月発売予定の予約品です
シマノ 26オシアジガーCT 2000HG
カウンター付き・590g・最大ドラグ力12kg
価格・在庫は日々変動します。アキアジシーズン中は品薄になりやすいので、気になったら早めに確認しておくと安心です。
海で使ったリールは、帰ってからの塩抜きで持ちが変わります。手順は釣りから帰ったあとの塩抜きの記事に、オーバーホールに出すタイミングはリールのオーバーホールの記事にまとめています。今のジギングリールを手放して買い替えるなら、中古の実売価格はジギング用ベイトリールの中古実売価格の記事で見られます。
情報源について
26グラップラーの仕様と説明は、楽天市場の取扱店(ナチュラム、フィッシング遊、水谷つり具ほか)に載っているメーカーの仕様・説明を参照し、つり吉の300HG・300XGの商品ページで数字と希望小売価格を照らし合わせました。発売月は楽天の取扱店の「2026年4月新製品」の表示によります。26オシアジガーCTの仕様は楽天市場の取扱店(ナチュラム)に載っているメーカーの仕様、本体価格は釣りハックの「オシアジガーCT」の記事によります。シマノ公式の製品ページでは確認できていません。仕様・価格は変更される場合があるため、購入前に公式サイトや取扱店でご確認ください。
まとめ
- 26グラップラー(2026年4月)は340g・最大ドラグ力7.5kg・本体41,000円の近海ジギング向け
- 26オシアジガーCT 2000HG(2026年11月予定)は590g・12kg・本体96,000円で、カウンター付き
- PE3号は250mと500m。深い場所や太い糸を使うならオシアジガーCT
- グラップラーは、オールラウンドの300HGか、回収の速い300XG(1回転103cm)
- 楽天では、いちばん安い店どうしでも約4万8千円の差(10月21日・税込)
よくある質問
Q. グラップラーとオシアジガーの違いは何ですか?
A. 26グラップラー300HGは340g・最大ドラグ力7.5kg・PE3号250mで、メーカーの説明では近海ジギング向けです。26オシアジガーCT 2000HGは590g・12kg・PE3号500mで、カウンターが付き、近海の青物から中深海までを想定しています。メーカー希望本体価格は41,000円と96,000円です。
Q. 26グラップラーにカウンターは付いていますか?
A. 付いていません。カウンター付きのグラップラーCTは別の機種で、楽天で売られているのは前の年式の150番です。カウンターが欲しいなら、2026年11月発売予定のオシアジガーCTも候補になります。
Q. 26グラップラーの300HGと300XGはどちらがいいですか?
A. ハンドル1回転で巻ける長さが85cmと103cmで、XGのほうが回収は速くなります。最大ドラグ力は300HGが7.5kg、300XGが7kgです。迷ったら、メーカーが「オールラウンド」と説明しているHGが基準になります。
▶ 使わなくなった釣具、いくらで売れる? 買取相場と出し方のまとめ(当ブログ)
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