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船のマダラやアキアジで使う500番クラスの電動リールを探すと、ダイワでは「レオブリッツ」が候補に上がります。そこへ2026年11月、26レオブリッツ 500Jが出ます。メーカー希望本体価格は税抜107,700円です。
同じ名前のシリーズには、2023年の23レオブリッツ S500JPがいまも売られています。こちらは税抜64,900円。差は42,800円あります。
名前が似ているので、「新しい方が全部上なのか」「安い方で足りるのか」が分かりにくい2台です。ダイワ公式の仕様表と説明だけを使って、並べてみました。
お断り。この記事は500JもS500JPも、実物を使って書いたものではありません。数字と機能はダイワ公式の製品ページから写したもので、巻き上げの感じや手持ちの疲れ方といった使用感は書いていません。僕が実際に使ってきたのはスピニングリール(18レガリスと20ストラディックSW)で、電動リールは持っていません。

結論:軽さ・速さ・ドラグなら500J、値段ならS500JP
先に答えを書きます。
- 500Jが上:自重(50g軽い)、巻上速度、最大ドラグ力(20kg)、ベアリング数、ハンドルの長さ調整、クラッチまわりの機能、保証の書き方
- S500JPが上:値段(税抜42,800円安い)、紙の上の最大巻上力(75kg)
- 同じ:糸の量、JAFS基準の巻上力(15kg)、電源の電圧
「最大巻上力はS500JPの方が大きいのに、JAFS基準の巻上力は同じ」というところが、この2台を比べるときにいちばん迷う点です。あとで詳しく書きます。
公式の仕様表を並べる
| 項目 | 26レオブリッツ 500J | 23レオブリッツ S500JP |
|---|---|---|
| 発売 | 2026年11月 | 2023年 |
| メーカー希望本体価格(税抜) | 107,700円 | 64,900円 |
| 自重 | 750g | 800g |
| ハンドル1回転の巻取り | 60cm(ギア比3.9) | 55cm(ギア比3.6) |
| 糸の量(ナイロン) | 6号350m/7号300m/8号250m | 同じ |
| 糸の量(PE) | 4号500m/5号400m/6号300m | 同じ |
| ハンドルアーム | 75〜85mmで長さを変えられる | (表に記載なし) |
| ベアリング(ボール/ローラー) | 11/1 | 8/1 |
| 最大ドラグ力 | 20kg | 16kg |
| 最大巻上力 | 61kg | 75kg(スーパーリチウム使用で83kg) |
| 常用巻上速度(1kg負荷) | 155m/分 | 135m/分(スーパーリチウム使用で150m/分) |
| JAFS基準巻上力 | 15kg | 15kg |
| JAFS基準巻上速度 | 210m/分 | 170m/分 |
| モーター | MAGMAXモーター | BRITZモーター |
| JOGパワーレバー | アルミ製(新形状) | 樹脂 |
糸の量はまったく同じです。道具立て(道糸の太さと長さ)は、どちらを買っても変わりません。変わるのは本体の重さ、速さ、ドラグ、それに機能です。
「最大巻上力」と「JAFS基準巻上力」は別の数字
表を見ると、最大巻上力はS500JPの75kgに対して500Jは61kg。数字だけ見ると、安い方が力持ちに見えます。
ダイワの表の注意書きでは、2つの数字の出し方がちがいます。
| 数字 | 公式の注意書き | 500J | S500JP |
|---|---|---|---|
| 最大巻上力 | 電源13Vでの、軸トルクによる参考値 | 61kg | 75kg |
| JAFS基準巻上力 | 日本釣用品工業会の決まりによる、電源13Vでの概算値 | 15kg | 15kg |
メーカーをまたいで同じ決まりで出している方の数字(JAFS基準)では、巻上力は2台とも15kgで同じです。いっぽうJAFS基準の速度は500Jが210m/分、S500JPが170m/分で、500Jの方が約2割速い。
僕の読み方では、「S500JPの方が引っぱる力が強いから安い方で十分」とは言い切れない、ということです。力の比べは決まりの同じ数字で見る方が公平だと思います。そのうえで、S500JPは公式でも「コストパフォーマンスを追求したパワー重視モデル」と書かれていて、重い仕掛けを巻くことを意識した作りなのは確かです。
500Jにだけ書かれている機能
500Jは公式で「26SEABORG 500Jの血統を引き継ぎ、実釣でのクオリティーを高めたハイパフォーマンスモデル」と紹介されています。上の機種のシーボーグの作りを下ろしてきた、という位置づけです。
500Jの製品ページに書かれていて、S500JPの製品ページには書かれていないものを並べます。
| 機能 | 500Jの公式の説明 |
|---|---|
| モーターON/OFF連動クラッチ | 電動で巻いている途中にクラッチを切るとモーターが止まり、クラッチを戻すと自動で巻き上げを再開する。フォール中のアタリを取りやすい(水深9m以上で作動) |
| デプスアラーム | 落としているときと巻いているときに、10mごとに音で知らせる(鳴り方は3種類、OFFも可) |
| ドラグ音 | ドラグが出たときの電子音を高音・中音・低音の3種類から選べる(OFFも可) |
| DAIWA CONNECTED | スマホのアプリから電動リールの設定ができる「電動モバイルセッティング」 |
| 保証 | MAGMAXモーターに「1年/100km/200時間保証」 |
ここは書き方に気をつけます。S500JPのページに書かれていない、というだけで、S500JPに無いとまでは確かめていません。買う前に気になる機能があれば、取扱店で確かめてください。
S500JPの方には、ギアではなくベルトで動力を伝える「ベルトドライブ」(静音・軽量・高効率)と、「インフィニット」の構造が説明されています。どちらも公式の製品ページに載っている説明です。
北海道の船で使うなら
ダイワが「北海道」の対象魚として挙げている魚は、2台で少しちがいます。
| 機種 | 公式の北海道(東北)の対象魚 |
|---|---|
| 26レオブリッツ 500J | マダラ・アキアジ・マス・ヒラメ・アオゾイ(北海道/東北) |
| 23レオブリッツ S500JP | マダラ・アキアジ(北海道) |
道南の船では、冬はマダラ、秋はアキアジ、春から初夏は船のサクラマスと、季節で狙う魚が変わります。どちらもマダラとアキアジには対応していて、500Jは対象魚の書き方が広い、というちがいです。
手持ちでしゃくる時間が長い釣り(サクラマスのジギングなど)では、50gの軽さと長さを変えられるハンドルが効いてくるはずです。置き竿で重い仕掛けを上げ下ろしするマダラ釣りなら、S500JPの値段の安さは大きな魅力です。
どちらを選ぶか
| こういう人は | 向いている方 |
|---|---|
| 手持ちで長くしゃくる、軽さを優先したい | 500J(750g・アルミのJOGパワーレバー) |
| 巻き上げの速さを重視したい | 500J(JAFS基準210m/分) |
| 大きな魚とのやりとりでドラグの余裕がほしい | 500J(20kg) |
| スマホで設定したい、フォール中のアタリを取りたい | 500J(DAIWA CONNECTED・連動クラッチ) |
| 初めての500番クラス、予算を抑えたい | S500JP(税抜42,800円安い) |
| 置き竿中心で、重さはあまり気にしない | S500JP |
この表は、公式の数字と説明を、僕が使い方に当てはめたものです。
楽天での値段(この記事を書いた時点)
楽天市場では、26レオブリッツ500Jは予約品として税込82,929円で出ている店がありました(11月中旬ごろ発売予定と案内)。23レオブリッツS500JPは税込47,998〜49,973円で、レビューは★4.78(9件)です。どちらもメーカー希望本体価格より安く売られていますが、値段は店と時期で変わります。
新製品
在庫と価格は商品ページでご確認ください
ダイワ 26レオブリッツ 500J
2026年11月発売・750g・ドラグ20kg
価格・在庫は日々変動します。アキアジシーズン中は品薄になりやすいので、気になったら早めに確認しておくと安心です。
比較
在庫と価格は商品ページでご確認ください
ダイワ 23レオブリッツ S500JP
800g・コスパとパワー重視の500番クラス
価格・在庫は日々変動します。アキアジシーズン中は品薄になりやすいので、気になったら早めに確認しておくと安心です。
電動リールを長く使うために
電動リールは、モーターとクラッチと液晶が付いているぶん、スピニングリール以上に手入れで寿命が変わる道具です。僕は18レガリスを3年使ってガタが出ました。電動リールはモーターや液晶も入っているぶん、見てもらう場所がさらに多くなります。
- オーバーホールに出すタイミングはリールのオーバーホールの記事でまとめています
- 買い替えで手放すときの中古の実売価格は電動リールの中古実売価格の記事で見られます
- 使わなくなった電動リールの出し方は電動リールの処分の記事にあります(バッテリーは釣具とは別のルートで出します)
情報源について
この記事は、ダイワ公式の26レオブリッツ 500Jの製品ページと23レオブリッツ S500JPの製品ページを参照して構成しています。価格はメーカー希望本体価格(税抜)です。仕様・価格は変更される場合があるため、購入前に公式サイトや取扱店でご確認ください。
まとめ
- 26レオブリッツ500Jは2026年11月発売、税抜107,700円。23レオブリッツS500JPは税抜64,900円で、差は42,800円
- 500Jは50g軽く、ドラグ20kg、JAFS基準の巻上速度が約2割速い
- 最大巻上力はS500JPの方が大きいが、JAFS基準の巻上力は2台とも15kg
- 糸の量は同じ。道糸の準備はどちらでも変わらない
- 手持ちで軽さと速さを取るなら500J、予算と置き竿ならS500JP
▶ 使わなくなった釣具、いくらで売れる? 買取相場と出し方のまとめ(当ブログ)
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